2012年2月3日金曜日

『iPhoneは、ソフトバンクとauのどっちがいいの?山手線で実際に比べてみたら、驚愕の結果に…!』

昨年秋から発売された、iPhoneの最新機種「iPhone 4S」は、ソフトバンクとauの2社から発売され、どちらを買うべきか議論が広がったのは記憶に新しいところ。


しかしネットでは色々な比較が話題になったものの、携帯電話にとって最も重要な「通話品質」を真剣に比較したものは、ほとんどと言っていいほどありません。


そこで、ソフトバンクとauの2台のiPhone4Sを手に、1月26日に実際に山手線に乗り込んで通話品質を比較し、結果をまとめてみました。

検証方法


今回は通話品質を確かめるため、ソフトバンク、auの電話を2台ずつ用意しました。

それぞれそのうち1台はiPhone4Sです。

厳密には全部iPhoneにできれば良かったのですが、若干機種がバラついているのはご容赦下さい。

ルールは、 山手線に乗ったらソフトバンク同士、au同士でiPhoneから電話をかけ、通話が切れてしまったらリダイヤルを繰り返すというシンプルなもので、通話切断・発信失敗した場所と回数を記録してきました。


検証は、 優先席から最も遠い先頭車両の一番前の席 にて実施。また、他の乗客に迷惑がかからないよう、 音声(会話)による評価はしていません。



検証経路は、有楽町から品川方面に向かって1周し、おまけで五反田まで余計に回った約1時間20分。1月26日の、比較的乗客が多い18時から検証を行っています。

 

検証結果




さて、結果はと言うと、凄い事になっていました…。まずは検証結果をご覧下さい。




うーん、この差はちょっと… いや、ちょっとどころの騒ぎじゃないぞ…!


知り合いやネットでも、auの方が通話品質がいいとの評判が多い傾向ではありましたが、この結果は予想を遙かに超えていました。





最長でも8分しか通話を維持できなかったソフトバンクに対し、有楽町を出発してから、約45分間全く切れることなく繋がっていたau。まさに圧倒的な品質の違いを見せつける結果となりました。


移動中に電話が切れてしまった回数は、auが2回だけたったのに対し、ソフトバンクは28回と実に 14倍 。電話をかけても繋がらなかったのは、auが0回なのに対し、ソフトバンクは17回。信頼性の面では、auが大きくリードしているようです。


実際に電車に乗って検証している時、auの通話があまりに切れないので、 「ここまでau無双だと、掲載してもねつ造だと思われるんじゃないの…」 と不安になるほどでした。

 

アンテナが5本立っていても繋がらない現象が頻発


今回検証してみて意外だったのは、ソフトバンクにおいて、アンテナが5本なのに通話が切れる、電話がかけられない現象が多発したこと。


検証中、「接続できませんでした」と表示されて通話が切れたものの、アンテナ表示は4本以上で、電波の弱さが原因と思えないケースが何度もありました。

ちなみにauでは1度も起きていません。

これはあくまで推測の域を出ませんが、この現象は携帯電話の基地局の通話回線不足でパンクしているのではないかと考えられます。アンテナ5本で通話が切れてすぐリダイヤルしたのに、「接続できませんでした」と出ていたのも、通話回線に空きがなかったと考えると自然です。


また同様に、着信側の携帯電話のアンテナが3本立っているにも関わらず、発信すると圏外のアナウンスが流れるのも、通話回線がパンクしている事が原因ではないかと考えられます。


今まで 「アンテナ本数が多く出る場所=品質のいい場所」 と思っていましたが、アンテナが5本でも通話できないケースに数多く遭遇し、 アンテナ本数だけで品質は判断できない とわかったのは、新たな発見でした。

 

ネット時代に通話品質は重要なのか?

iPhoneやAndroidなどのwebアクセス機能が充実したスマートフォン全盛の現代では、電話の繋がりやすさはそこまで重要ではないのかもしれません。

普段の連絡は殆どメールで、電話なんて滅多にかけないよ。なんて人も多いと思います。

しかし少なくとも仕事においては、まだまだ電話を欠かす事ができません。

特に一刻を争う場面では、メールは電話に比べて入力に時間がかかる上、読まれたかどうかの確証も得にくく、多くのメールに埋もれて読まれない事もあったりと、信頼性、速報性の面ではまだまだ電話を越えられそうにありません。


だからこそ携帯電話会社に期待したいのは、やはり何よりもきちんと電話が繋がること。

既にインフラとして欠かせない地位を確立しているだけに、一定の品質を維持してくれることを願ってやみません。



HONDA

0 件のコメント:

コメントを投稿